サービス精神
赤ペン先生のお仕事はもちろん答案添削指導がメインなわけですが、ただ単に正誤の判定をして、採点して、添削してコメントを書けばそれでおしまいというわけでもありません。
たとえば、非常に優れた解答については、通常のマルではなく花マル模様にしてあげたり、点数が思わしくなかった子どもに対しては、なんとか次につながるようなコメントをして、勇気づけてあげたりするなどといった配慮も必要になってきます。
そして、ある意味これが一番大切なことかもしれませんが、はじめて答案を添削する子どもに対しては、メッセージの前にあいさつの文をしたためるといった気づかいも重要なことです。
答案用紙に書き入れるのがマルとバツの赤い字だけという単なる採点業務であれば、そこまできめこまかな神経をつかう必要はないでしょうが、子どものやる気を維持させる、あるいは増進させる必要があるわけですから、当然このようなきめ細かな思いやりが必要になるわけです。
なんといっても子どもの成績向上のための「指導」をほどこすわけですから、そのためには惜しみないサポートとサービスの精神が不可欠になってきます。
この部分は、赤ペン先生の醍醐味の一つかもしれませんね。
赤ペン先生であるあなたの一言を待っている子供たちがいるのです。
その一言で子供たちが成長するのです。